特別企画

2006年3月16〜19日
苗場スキー場にて開催の全日本スキー技術選手権を傍から眺める

技術選といえば、基礎スキーヤーにとっては最大のイベントである。
06シーズンは21年ぶりに苗場での開催となった。最大のウリはナイターでの試合だそうである。
3月15日に開会式
16日予選、17〜19日に本選を行った。
結果は、男子が佐藤久哉、女子が嶺村聖佳の連覇。


今年は近くで働いているので、ちょっと会場の様子をのぞいてみたのだ。

ホテル前斜面スタート裏

第一高速リフト脇の斜面、ホテル6号館のまん前に降りてくるコースのスタート地点。
技術選においては試合の行われる斜面をなぜか「コート」と呼ぶ。


アルペンレースのスタートとそんなに違った感じはしないが、スタートハウスの横幅が異様に大きい。
モーグルかクロス用のハウスを転用しているのか?画像中央やや左よりに某P社の担当者M澤君がいるけどわかるかなぁ〜?

ホテル前ゴール付近ギャラリー

上の画像から滑り降りてくるとご覧のようにホテルの真正面に滑り込む。


ゴール付近には人だかりが!だが、このうち何割かは業界関係者である。
コースサイドの選手名を染めたのぼりが賑々しい。
ラッパもにぎやかに、棒風船も打ちつけられる。
○○選手応援団のような取り巻きも多数いる。


実況のDJ(?)がこれまたにぎやかに大会を盛り上げる。
が、一人滑るとすぐまた次の選手が滑る。
驚くのはすぐに得点が出るということ。
フィギュアスケートのように、少し時間を置いてから点数が出るということはなく、全員間髪入れずに点数が表示されていた。
(転倒すると一呼吸間があいたが)
ジャッジにも大変な能力が要求されるのだ。

ナイターの試合会場1

これが今大会ウリであるナイター会場。(18日)


通常のナイターに加えてコースサイドに追加で沢山照明が立てられていた。
スポット的な照らし方で本当に見やすいのか疑問に感じるのは私だけであろうか?
参加選手に聞いてみたいところだ。


実際、何人か転倒者が出ていたが、もしかしたらこのムラのある照明が影響しているかもしれない。

ナイターの光景

18日のナイター会場。
メーカーテント周辺。


テントを出すメーカーはグッズ関係ばかりで、ウエア関係は皆無であった。
いまやスキー関係の販促はグッズメーカーに頼りっきりなのだ。
我らがブリザードはデモ関係のサポートは行っていない。
実はM社のスキーとして、間接的に参加しているとも言えるのだが。

男子リーゼン急斜面

最終日の男子リーゼン。
今大会一番の急斜面である。


下から見上げているので斜度を感じないが、上から見るとかなり急に感じる。
実際女子選手の一部からは「怖い」という声があったらしい。


この斜面で中回りか小回りの種目をやっていたが、やはりアルペン競技と異質な感じが強かった。
大回りはリーゼンのフリー滑走版という雰囲気なのだが、小回りは全く違う。
とにかく上半身を動かさないようにして、左右均等にターンしようとする。
レーシング的には、その状況に合わせて一番効率よく滑ることが価値となるが、基礎スキーでは、とにかく乱れず均等に行うことに価値があるようだ。

リザルト掲示板とシャープのTV

館内に設置されたリザルトの掲示板とそれに見入る人。


シャープがスポンサーになっていて、大型液晶テレビに前日・当日の模様が流されていた。
夜には当日の模様が流されていたが、一体誰が編集したのであろうか?


それにしても、技術選というのは業界関係者が数多く集まるイベントだ。
苗場プリンスHもこれでかなりの宿泊数を稼いだらしい。
参加選手、それをサポートするメーカー、それを取材するスキー関係メディア、それらを見物に来る一般客まで…
確かに経済効果を感じる。
教祖の職場も関係者の来店が多数あったのであった。
プレス関係者に一番好評だったのは、インナーとして着用出来る特価のダウンジャケット。
技術選期間中は、3月にしては寒い気候だったので、皆さん耐え切れなかったようだ。
某P社ショップで多数お買上いただいたのだ。


今後、再度苗場で技術選を行うかはホテル、スキー場の収支次第だそうである。

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