2008年3月15・16日
何年かぶりの上越国際GS・SL
何年ぶりだろうか。
上越国際に足を踏み入れるのは・・・。この教会HPを始める前だったと思う。
ずっと土日は休めない仕事内容だったので仕方ないけどね。
もうひとつ、SLのレース実戦に出たくてしょうがなかったのだ。
なにしろトリノ五輪時のSL板は練習で神を見せてくれるが、実戦経験がなくこのままでは「宝の持ち腐れ」になりかねないと思っていたところだった。
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上越国際でレースといえば、ここ大沢コース。
ポイントレースまで各種大会が行われる、実は名門コース!?
久しぶりに見ると、思い出の中より斜度があるように見えてしまう(あとでただの錯覚だったとわかるのだ)
3月15日
この日は朝からシトシト雨が降っていた。
な~んだかテンション下がってきた~。
前夜まで結構激しく雨が降っていたらしいから、スノーセメントを入れてもバーンは固め切れないのではないかと予想された。
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今回は私一匹狼ではなくて、M氏とN口氏も一緒に参加。
ずっと雨でびしょぬれになるが、N口氏は業務用(?)合羽着用。
防水完璧な代わりに透湿ゼロ。
インスペのみなら使えるというわけ。
スタート後、2旗門過ぎて3旗門目で斜面がパキっと折れて右に回りつつ落ちている。
まずはここが一つ目のポイント。
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3旗門目の青ゲートが手前に大きく写っている。
その後はふり幅があるようでない。
親切なことに青いラインがガイドで引いてあった。
しかし、実際滑るときは…。
ここから上越国際名物「廊下」に入る。
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廊下部分は右側にカーブしながらたらたら続く。
が、ポールセットは微妙に振ってある。
途中、強烈にガスってきたため、M氏はこのあたりで旗門がわからなかったらしい。
画面書き込みの青ラインにいくべきところ、赤のラインを行ってしまったのだと思われる。
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廊下の終わり。
画面赤のゲートから左にターンしつつ急斜面に入る。
先が見づらくイヤな部分。
しかも急な上に微妙に片斜面なところがあって外脚が抑え切れなかったりした。
私はこの辺で細かな水滴がゴーグルに付着して見えづらくなったので、仕方なく指で水をぬぐった。
当然タイムロスになったであろう。
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中間部分のこれまた名物「ド緩斜面」。
ほとんどまっ平らで、しかも幅が広いため雪面うねりが非常に見づらい。
おそらくポイントはこの平らな部分に入る前にしっかりスピードをつなげていくことでありましょう。
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一度軽く斜面が下に落ちて、後はまた緩斜面。
最後はコース幅が狭くなっているが、ここに人工的なウエーブが二箇所作られていた。
雪を盛り上げて作ってあり、目印にブルーのラインが引いてあった。
このあたりはウエーブを吸収しながら丁寧にターンをつなげていけばよさそうだった。
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GSのスタートは今まで見た中でも最も高い位置に設けられていた。
リフト降り場から見上げるこの位置!
日程が変更されて一週遅くなったりしたこともあった影響だろうか、DS(スタートしない)の人が非常に多かった。
つまり、スタートリストで見ていたよりも早く自分の順番が回ってくる。
さて、セオリーどおり子供→女性→男性(年齢上から)という順番で進行していったが、男性に入ったところで急にガスが発生。
私より先にスタートしたM氏はあまりに見えず、途中ルートを「ロスト」してしまい立ち止まって行き先を探してしまったという。
まるで山スキーでルートをロストしかけたような話である。
N口氏と私のスタートまでにコース整備が入ったが、ますますガスは濃くなりいよいよ見えなくなってきた。
とうとう次のゲートがぎりぎり見えるかどうかという状況に…
そこでいきなり選手皆が、「この状況では旗門がほとんど見えず危ない!」「スタート遅らせよう!」ということで意見い一致!
レース責任者も状況を見て一時中断を決定。皆一安心したのであった。
しかし、10分ほど待ってもなかなかガスは晴れてこない。
そのうち、「この状況ならもういいや」とか「皆一斉にスタートして一発で決めちゃおうか」とか好き勝手なことを言い出す始末。
そうこうしているうちに、天候も回復してきたようで、旗門員の方からも「少し見えてきました」というような報告があがってきた。(ただ、スタートからは回復してきたようには見えなかった。)
そこでスタート係の方が「少し見えてきました」といったところ、参加者達から「嘘を言うな!」「まだ全然見えないぞ!」「虚偽の報告だ!」と非難轟々(笑)
しかし、視界が回復してきたには間違いがなかったため、それから3分後にレース再開。
ただし、完全な視界でのレースにはならなかった。
私も最初の斜面変化でよく見えず、入る方向を大きく修正。
その後もゴーグルの水滴をぬぐったりしてしたが、後半はまあまあだったと思う。
滑走終了時点ではラップだったが、一度ガスって二度目の中断の後視界が完全に回復、3人に抜かれて結果は4位。
商品に日本酒の八海山をいただいた。
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さて、16日はスラローム。
私にMさん、N口さん、さらにsakanaya氏まで急遽参戦だ!
この日は天候はバッチリ!メットの中が高温になるのが困るくらい。
SLのコースは大沢の下半分。
上半分を使うほうが斜度の点で面白そうだが設備的に厳しいのでしょう
画像は一本目のインスペ。
スタート地点より。
スタートからゴールまでほぼ見渡すことができる。
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ストレートが目立つポールセットだった。
画像の部分ではまっすぐに並んだポールで5回ターンがある。
一本目はラップ。
神が見えてきた。
おそらく緩斜面でしっかり踏み込んで板をたわませることが肝要であろう。
N口氏は体調が悪いにもかかわらず完走。
だが、M氏、sakanaya氏は入れなかったゲートがあり、いわゆるDQ。
しかし、今回は参加人数が少ないという理由でありましょうか、DQでも二本目の出走OKとなったのでした。
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二本目インスペ開始。
スタート直後は数旗門ふり幅が大きい。
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スタート後、5旗門を過ぎるとスルーゲートが設けられていた。
普通にいける範囲だったと思う。
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人工ウエーブのところには画像のようなストレートが立てられていた。
ストレートがあまりに続き過ぎるので、「もういいだろう」とストレートが終わる前にオープン方向に勝手に出てしまう小学生が何人か…。
インスペの問題でありましょう。
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救済措置で二本目も滑走できることになったM氏とsakanaya氏。
記録など残らないため、ジャケットなど着込んで練習モード。練習のようにリラックスして滑るのならこういったこともありでしょう。
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最終的には1、2本合計でもラップ、優勝できました。
商品にビール1箱いただきました。
前日は八海山、さらにビールと、のんべえ向けの景品が集中。
大豊作となった。
N口氏も6位入賞。
翌週はシャルマン火打へ遠征。
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