TOUR EXPERT(ツアーエキスパート)シリーズ
フリーライド、エキストリームシリーズ
今回は極めて珍しいブリザードをご紹介いたします。
通常のスキー屋さんには並ばない山岳用の板です。登山系の店で展開するようです。
・tx competition(\58000)
(右側:赤)
チタニウムの補強が入ったキャップ構造。
特にしっかりした「しなり」(flex)であるとカタログには書いてある。
トップ/センター/テール=92/69/80mm
163,170,177cm
対象:エキスパート/エキストリーム
・tx explorer(\41000)
(右側:黄)
カーボンの補強が入ったキャップ構造。
中程度の「しなり」(flex)であるとカタログには書いてある。
トップ/センター/テール=95.5/69/84mm
158,168,178cm
対象:エキスパート/スポーツ
・tfr challenge(\44000)
(左側:オレンジ)
Woodcore(ウッドコア)と明記されたカービング特性の強いモデル。
個人的にはこれが極めて興味を引かれた。
欧米ではフリーライドというジャンルを確立させようと各社積極的に打ち出している。
トップ/センター/テール=107/70/96mm
160,170,180cm
対象:フリーライド/スポーツ
・ts extreme(\31500)
(左側:黄)
いわゆるエキストリームカーブのツアースキーだ。
トップ/センター/テール=92/74/80mm
130cm
対象:スペシャル/エキストリーム

・tfr(ツアーフリーライド) challenge(拡大)
トップ部分中央に記載された「Woodcore」の文字が気になる。
なぜかこのモデルだけ光沢なしの表面仕上げ。
他は光沢ありなのだ。
なんでだろう?
ご覧いただいている通り、「ツアー用だよ」と言われなければ軽量なゲレンデ用カービングスキーだと思ってしまう。
カービング化はスキーの各ジャンルに波及しているのです。
ツアー用もテレマークもカービング化したモデルがどんどん出現して、各社パウダースノーに対するアドバンテージを主張している。
これらツアー、山岳用スキーに関してはブリザードマーケッティングジャパンではなくて「マジックマウンテン」という会社が取り扱っている。
本国オーストリアではもちろんブリザードシュポルトGmbHが全て製造販売している。
昨年までは*HAGAN(ハーガン)ブランドでのみツアー、山岳用スキーを展開していたが、今度の02-03シーズンはよりアクティブなゾーンを提案するのに「ブリザード」ブランドを打ち出しているようだ。
この後、ハーガンは再分離してブリザード社はブリザードブランドのみで山岳用スキーを展開。
全モデル、ツアー用スキーに必要不可欠といわれていたトップの穴(ザック脇に取り付けたときに板がバタつかないようにトップをロープで結わえるために使う)が無くなっている。
*HAGAN(ハーガン):かつてはオーストリアの独立したスキーメーカーであったが、現在はブリザードがブランド名を使用、製造もブリザードが行っている。
ブリザード本国のWEBサイトからハーガンのサイトを見る事ができる。

ツアーカービングシリーズの各モデル
右側から
・tc evolution(\45000)
黄色のトップ
トップ/センター/テール=106/70.5/92mm
163,170,177cm
対象:カービング/スポーツ
・tc explosive(\41500)
オレンジ色のトップ
トップ/センター/テール=109/70/98mm
145,155cm
対象:カービング/スポーツ
・tc elements(\35000)
青のトップ
トップ/センター/テール=106/70.5/92mm
163,170,177cm
対象:カービング/オールラウンド
・tc esprit(\33000)
グレーのトップ
トップ/センター/テール=104/70/92mm
155,163cm
対象:カービング/オールラウンド
私の勤務先はスポーツに大変関わりが深いのだが、なぜかこの山岳用のみ手配ができるというおかしな状況なのだ。
レース用の板も見たい!乗りたい!
いまだそのチャンスは訪れない。
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