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山岳修行(トレーニングに登山)

2004年10月13、14日
上高地から涸沢〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢を歩く


二日目:奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢〜上高地

穂高岳テント場_霜に覆われたテント

結構冷え込んだなあ…などと思ってテントの入り口をあけたら白い粉のようなものがサラサラと…
「!」、「雪でも降ったのか!」と思ったら霜でした。
テントのフライシートに結露した水分が凍って霜になっていたのだ。


周りの石もびっしり霜に覆われていて、踏んずけると滑りやすく実際、スっころんだのであった。
画像でもうっすら白くなったテントの様子がお分かりいただけると思う。

穂高から見るご来光

6時直前に太陽が顔を出した。
ご来光である。直射日光が当たると気持ち的にも暖かくなる。


下から湧き上がる雲と太陽の光で実にきれいな光景が眼前に広がった。


拡大画像

奥穂へのルート

6時にテント場を出て、奥穂とは逆方向の涸沢岳を往復しようかと思ったがあまりの寒さにあっさりキャンセル。


7時まで朝飯をうだうだ食べて7時過ぎに出発した。


画像はテント場から見上げた奥穂方面。
いきなり急斜面がそそりたっているが、これを登って先に進むと奥穂高岳になる。

奥穂高岳の祠

奥穂の山頂には画像のような祠が建ててある。


ぴかぴかだったので定期的に新しくするのだろうが、
その労力たるやすごいものだと感心してしまう。(本当の修行か?)

奥穂から見下ろす岳沢

祠のすぐ隣のピークには方位盤が設置してあり周囲の山座同定に役立つ。
方位盤ごしに見えるのはこれから下っていく岳沢と上高地。
下のほうに紅葉が見える。標高にして1,800M前後が見ごろであった。

奥穂から槍ヶ岳を望む

奥穂から北方向を見る。
手前から涸沢岳、北穂高岳、その奥でとがっているのが槍ヶ岳。
この辺は雲も晴れて見晴らしは最高であった。


さらに岩ばかりの尾根ルートを進んだ。
冗談抜きに足を踏み外したら死んでしまいそうな場所が1,000箇所はあったのではないか。


ペンキマークも多少わかりづらい部分があり、詳しそうな人にわざと道をゆずってそのルートをたどるのもひとつの手である。

紀美子平

前穂高岳というのはメインルートの尾根から少し外れている。
画像の場所は紀美子平と呼ばれる小さい広場状の場所で前穂への分岐点にもなっている。
到着は10時前。


ここで一休みする人も多い。
私はここにザックをデポして(ひとまず置いといて)前穂に空身で向かった。

前穂高山頂

前穂山頂。
途中、浮石が多くてひやひやしながら登った。
ただ、苦労した割りに登ってみればガスで真っ白で、周りがまったく見えずちょっと残念。


山頂にいたカメラおじさんにお願いしてシャッターを押してもらった。


前穂は往復約一時間。

岳沢への一番長いハシゴ

その後は一気に高度を下げるために「これでもか!」という急坂の連続。
半分クライミングとでも言えそうな急な箇所、クサリじゃらじゃら、ハシゴなど、気を抜いたら「死にそう」の連続であった。


画像は一番長いハシゴ。
降りても降りても下につきませんでした。


どうしたらこんなところに登山道を作ろうと考えるのでありましょうか。
まさに「修行」の名にふさわしいルートと言えましょう。

岳沢ヒュッテ

さて、登山道もだいぶ落ち着いた雰囲気になったころ、岳沢ヒュッテに到着。
13:00頃であった。
落ち着いたところで、岩のベンチとテーブルを拝借して昼めしにした。

紅葉の登山道

岳沢ヒュッテを過ぎるとあとは整備されて歩きやすい道になる。
石の段の合間に紅葉した落ち葉がたまってその色のコントラストがなかなか良い感じ。
気温も上がってくる。


ただ、正直もう石の上を歩くのはウンザリという気になっていた。
足の裏が痛くなってきたし、ひざにも少し違和感が生じ始めていた。

岳沢登山口

15時過ぎに画像の登山口に出た。
上高地、梓川の対岸側の遊歩道コースの奥にある。
20分ほど歩くと河童橋に出る。
遊歩道は、日帰りの観光客がたくさんいて歩き回っている。
ほとんど登りのない道を歩く人々は明らかに「穂高とは客層が違う」といった感じだ。


振り返ると穂高の上はガスがかかって真っ白であった。
ちょうど晴れ間に尾根を歩けてラッキーであったと言えましょう。


帰りはすぐにシャトルバスに乗れてすんなり沢渡駐車場に到着。
自分の車で帰途に着いた。


今回は3,000M近いところでテント泊してそれはそれなりに面白かった。
奥穂からの眺望もすばらしかった。
しかし、岩だらけでひとつ間違えば死んでしまいそうな場所ばっかりというのには正直うんざりした。
小屋泊で装備を軽くして歩いたらだいぶ楽になるだろう。


山岳の荒行はまだまだ続く(か?)

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