教義タイトル

スキーの基本技術は売っている板がほとんどカービング化してしまった現在でも不変です。

今はくるくると回りやすい、一見口当たりの良いスキー板が
あたかも悪魔の囁きのようにあなたの技術を底上げするかのような幻を見せようとしますが、
回ることだけがスキーの喜びではありません。

スキーヤ-が自在に方向をつけることができ、安定したエッジングが可能で、最後にフォールラインに向かって板が走っていく。
これら全てを満たし、バランスのとれたスキーを使えばあなたはスキーの真の喜びを感じることができるでしょう。

基本技術を習得した時、最もスキーの走りを体感できる感動の板が他ならぬブリザードなのです。

今はいかに新しさを表現しようかと各社新しい柄・色を使ったり、付属品をいろいろつけて付加価値が高まったように演出します。
表面のデザインに惑わされてはなりません、スキーは乗った時の反応、感触が命なのです。

かつて、ブリザードスキーは「硬い」と言われた時代がありました。
「硬い」という表現は適切ではありませんでした。「しなりがしっかりしている」と言うべきだったのです。
「しなり」がしっかりしているということは良いスキーの最低条件です。

バブル景気と呼ばれスキー業界もその恩恵にあずかった時代、
「しなり」がしっかりしているよりも楽に振り回す事ができるスキーがもてはやされました。
手軽にある程度格好のつけられるスキーを多くの人々は求めました。
それは堕落の始まりだったのです。
ブリザードは顧みられることが少なくなり、日本市場での地位は下がってしまいました。

やがてバブルの崩壊とともにダンロップスポーツはブリザードの取り扱いを止めてしまいました。
ブリザードは一般的には幻のスキーとなり、もう日本では一部の並行輸入を除いて手に入らなくなったかと思われました。

しかし2000年、ブリザードは日本市場に復活を果たしました。
しかもその内容も素晴らしいものでレーシングモデルは過去最高の出来といってもよいものでした。

あなたがスキーの真の喜びを知りたいならば、迷わずブリザードを履いてください。

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