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10月10日 ザウスにて「シグマRSチタニウム」を試乗

初めてCG画像を見たときからすでに神の光を感じさせていたスキーである。
今回は181cmを試してみた。(本当は186cmくらいを試してみたかったがレンタルに用意が無かった。)

ザウスのRSチタニウム1

全体像

ザウスのエキスパートレンタルの板だが、
借りる人が少ないのか、状態は良好。ワックスも良く保持されていて滑りも申し分なし。

シグマRSTIトップ

←トップにべったりザウスステッカー

ロゴマークが中途半端に隠されてしまっている。

持つと思いのほか全体に薄くまた、軽く感じる。
また、いまどきのリーゼンモデルにしてはトップの幅が狭いのが印象的。
フェイスに凸状になっている構造は恐らくメタル(チタニウム)の補強材だと思われる。

シグマRSTI全体像

全体像(詳細)→

この日はザウス到着が遅くなり、一般ゲレンデは既に荒れていてロングターン特性を試すのは困難であった。

なんとか1度ポールセットに入ったが、そこでこのスキーの本性が明らかになった。

ターン前半、前寄りに加重するとスっとトップが落ちていき、後半は下に向かってどっと走っていく!
今時のサイドカーブに頼って回っていけるリーゼンのスキーとは明らかに異なる乗り味がそこにある。
前半トップをしっかり押さえる必要があり、予想通り気を抜けない印象だった。
ターン導入で体が遅れたりすれば板がサッサと先に走っていくだろう。

サロモンのEquip10 2Vや、ディナスターのスピードコースに対する
ブリザードの回答がこのモデルと言えるかもしれない。



しかし、いまどきのザウスは金がかかる!
平日、入るだけで4,500円、エキスパートレンタル1機種2,500円(これは11月まで)
車1台駐車料1,000円であっという間に8,000円ですよ!
時間券を廃止したのは、アフターペイ方式をやめてその分、
出札窓口、出入り口ゲート、清算窓口の人件費を節減するためと見ました。
それだけ経営的には苦しいのだろうと想像しつつ大雨のザウスを後にしたのでした。


10月24日 ザウスにて再び「シグマRSチタニウム」を試乗

前回あまりにも良かったので再度試乗。
朝一番の状態の良いゲレンデでロングターンをしてみるとこれもまた良い感じだった。
ポールバーンでもやはり神のごとき縦への走りを味わうことができた。
ただし、振り幅の大き目の部分に関してはやはりリスキーでそんな場合はもっとサイドカーブのきつい板のほうが失敗は少ないだろう。
ともあれサイドカーブ過剰で意外に曲がりすぎる板が多い中、自分が行こうとした方向にピタリと決まる板はもっと評価されてしかるべきだと思う。
ふと思ったのは、名機ケスレースピードマシンになんとなく似ている!?ということ。

ストック長さ比較115/123

ストックはどこまで短くなるのか?

私(教祖)は身長165cmほどだがここ数年は123cmのストックを使っていた。
レースを始めた当初はプレートをかますことも無かったので120cmだったが
プレートの登場で3cm伸ばして現在に至っている。

左の画像は自分のストックと短いものとを持って比較したもの。
向かって右側はリーゼン用でカーブしているが123cm
左側はsakanayaさんの兄さん所有の115cm
(余談だがsakanayaさんは実際には魚屋ではないが、その兄さんは実際に魚屋である)

画像中赤いラインでひじの角度を示してみた。
123cmに比べて115cmはやはり手の位置が下がっている。
123cmという寸法自体少し長めだとは思うが、115cmまで行くと明らかに従来の基準(まっすぐ立って、ひじ直角)より短い。
滑走写真が無くて恐縮だが、ショートリズムで滑ってみるとストック先端が雪面に届くまで距離がありすぎる印象があった。
(もちろん使用スキーはブリザードのシグマSLKである。)
極端に上体の前傾角をとってやっと使えるという感じである。
なるほど、現在スキー雑誌上でデモの方々が見せているポジションになってしまう。
ショートターンもカービング化が進んでエッジングしている間の負荷が高まり、
結果、昔のような立ち上がったエレガントな姿勢では到底対応できなくなったのだと実感したのだった。
スラロームの場合ゲートを払う必要があるので個人的にはわずか長めが良いような気はするが、
現在使っている123cmから120cm位にしてもいいかな?とは思った。
ストックの長さはファッションの流行ではないので、技術的な理解も伴わず単に短くしても意味は無い。
トップクラスのレーサーも、デモンストレーターもカービングに対応した技術を実現する過程でストックが引っかかってくるという現象を体験したうえで短くしているのである。
ただ、後傾気味の人に短いストックを持たせ、「しっかりストックをつけ!」というと後傾がある程度改善するかもしれませんね。


10月31日 ザウスにてRSFGPのスラロームの試合

ザウスにてRSFGPのスラローム大会があった。
コースセッターは岡部哲也氏、千葉信哉氏、前走にはナショナルチームの若手選手(皆川、生田、佐藤)、スキー雑誌各誌は取材にくるというなんとも豪華な大会となった。

基本的にこの大会は練習ポールセットもあり、ただ練習する機会があるというだけでも極めて貴重なイベントである。
練習のポールでは3、4回くらい滑るうちにシグマSLKのキレが感じられてきて、神の領域の記憶がほのかによみがえってきたのであった。
神のスキー板の存在を示す絶好の機会であったが、神は試練を与えたもうた。
レース1本目はクラス7位。あるいは6位以内入賞もありか?と思ったが、
2本目の中ほど急斜面から緩斜面の境目でターンに入りきれず1度止まってしまった。
入りなおした旗門はまっ平らな部分に立っていたためまさに致命的ミスとなった。
セッターの千葉信哉氏の罠にまんまとはまったのであった。

細かく思い出せば、練習バーンは斜度のゆるいイエローコース、試合バーンは急斜面のあるレッドコースであり、
練習バーンの動きでは本番の急斜面で体の落とし方が不足してきて結果、スキートップが押さえきれず次ターンに入りきれなくなる場面が出てきたという状況である。

良きスキーは自分の至らない部分、レースの奥深さをはっきりと教えてくれます。
あまりの低温でデジカメが作動しなかったため、画像はありません。

その後神田のスキーショップを数件のぞいた。
うんどうぐや(おそらく日本一ブリザード濃度が高い店―あまりに愛想が悪いので私はあまり好きではないが、オタク度の高いアイテムが多数ある)に入ったとき、ちょっと雰囲気の違うRSチタニウムSTRAが目に入った。
明らかにカタログモデルより厚みがある。
一見キャップ構造風に見えるが、よくよくみるとサイドウォールがある。
こいつはキャップのふりをした選手用サンドイッチなのだ。
詳細は後ほどレポートをアップする予定。

おまけ
松氏はザウスカップ観戦エントリーで練習をしてその後は会社に向かったが
道具一式は私の車に残された。
おかげで私の家には黒犬が二匹いる。(ストラップのついている方が松氏所有)

黒犬靴2匹

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