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2005年11月1日
八ヶ岳(赤岳〜横岳〜硫黄岳)縦走
後編:赤岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉

赤岳山頂小屋

赤岳山頂小屋。


既に営業は終わっていて無人であった。
これだけ有名な山の頂ではあったが、私ひとりしかいなかった。
山頂独り占めである。


まだ時間は10時台、余裕で縦走できそうだ。

赤岳から硫黄岳方面を望む



これから歩く縦走路を赤岳から望む。


画像中央にギザギザした岩峰が見えるが、地図によると二十三夜峰・日ノ岳・鉾岳・石尊峰・三叉峰と続く。
左手奥には硫黄岳。
下には赤岳展望荘が見える。


まずは展望荘まで下る。

赤岳展望荘の風車



赤岳展望荘にはご覧のような風車がずらりと並んでいる。
発電用であろうか。


展望荘は通常営業していたようだが、客の姿は見られなかった。

地蔵尾根のお地蔵さん



お地蔵さん。


行者小屋にまっすぐおりる地蔵尾根の分岐にいる。
賽銭箱がステンレスでピカピカ。


一瞬穏やかな尾根歩きになる。

難所クサリ場かにの横ばい状態




穏やかな尾根もすぐに終わり、いきなり難所が続く。
地図にも「注意」の言葉が並ぶ。


画像の箇所もクサリをつかんで横に這うように進む。
とにかく足場が狭く、ひとつ間違えば即、「サヨウナラ〜!」

三叉峰に到着



先週登ってきた三叉峰に到達。
ここから横岳までは約15分。
硫黄岳への展望が再び開ける。


横岳の山頂でこの日二人目の山行者に遭遇した。
聞けば下の赤岳鉱泉で働く青年であった。(一応私も青年のつもり…)
行者小屋と鉱泉は同じ経営だそうだが、この日はどちらも宿泊客はいなかったとのこと。
いろいろ話を聞いたが、意外なことに冬のほうが小屋は賑わうという。
クライミングのできる場所としては、首都圏からの便が良く日帰りでも利用できるということで、ビギナーからどんどんやってくるというのだ。


12:20頃横岳を発った。

硫黄岳山荘



横岳にも少し岩峰があるが、そんなに距離は無い。
ただ、通過にかなり気を遣わされる箇所があり意外に時間がかかった。
その次にはそれまでとは全く異なったなだらかな硫黄岳のエリアになる。


画像は硫黄岳山荘。
尾根の東側よりに建っている。

硫黄岳へのケルン





硫黄岳山荘から硫黄岳の本体に登るルートは、画像にあるようなケルンが点々としていてそれをたどっていく。
山が平らなので行こうと思えばどこでも歩くことができる。
(実際は高山植物保護のために歩くルートは規制されているが)


標高が高く息は楽ではないが、広々しているので景観はかなり楽しめる。
なんとなく別の星を歩いているような感覚といったら言い過ぎだろうか。

硫黄岳山頂



硫黄岳山頂。
13:10に到着。
テーブルのように広い山頂である。


ここで3人の登山者に出会った。
私よりもやや年上の方々であった。
一人の方が持っていた温度計を見せてもらったら、なんと0℃!
これでは汗をかかないわけだ。


これで今回の山行で出会った人は終わり。

爆裂火口





爆裂火口
硫黄岳名物である。


ものすごく巨大な大地のくぼみで、何か尋常でない力によって大きく吹き飛ばされたようにしか見えない。
まさに「爆裂」。


断崖の縁までいけるが、崩れそうな感じがしてあまり端まで行く気はしない。

特徴的な白い砂地



硫黄岳から最後の尾根歩きを終えると白い砂地に出る。
ここだけ本当に真っ白なのだ。
遠くからでも容易にこの白は見つけることができる。


これより先は樹林の中をひたすら下山することになる。
樹林帯に入る前に硫黄岳方向を見上げたのが左の画像である。

赤岳鉱泉



樹林帯を40分強下ると赤岳鉱泉に到達した。
かなり立派な施設である。
背後の山が今回歩いてきた山並みである。


画像のやぐらは冬季に使用するアイスクライミングの練習施設。
寒くなったら水をかけて全面氷で覆うそうである。


ここには一通りのクライミングツールが用意されているという。
横岳で話した青年によれば「下手な専門店より揃っている」という。

北沢の林道



北沢コースで美濃戸へ下る。
途中、川を何度も渡りながら下って行った。


後半は普通の林道である。
途中まで山小屋の車が入ってこれるようになっているのだ。

駐車場の到着



駐車場に到着。(15:50)
まだ明るい。


帰ってきたら車が増えていた。

美濃戸の林道、舗装崩落部分



美濃戸口に下る林道。
ほとんどの区間で車両すれ違い不可能である。


爆弾でも落ちたかのような路面のくぼみ。
極端に深い轍。
ひび割れてズタぼろの路面舗装。
途中、「本当に車を通すつもりがあるのか?」と疑いたくなるような箇所がある。


左画像のコーナーも、路面舗装が崩れて大きな段差が発生している。
そこにはまり込んだら車の腹をヒットするのは必定!というわけで、大きく外側を回って回避するのだ。


まあ、10〜15分程度のことなので、対向車さえ現れず路面をよくよく見ながら進めばそんなにひどいことにはならない。


今回縦走した八ヶ岳の峰々はそれぞれ全く異なる表情を見せてくれた。
赤岳は岩峰の上、横岳は尾根の中の小高いピーク、硫黄岳は平たい石に覆われた広場のような場所であった。
たった一日の縦走でこれだけ多彩なピークを踏み、東日本の代表的な山々を360度展望できるということは、他ではなかなか体験できないのではないかと思う。
ただ、時期的には夏山的に登るにはぎりぎりであったと思う。
寒くて息が白かった。


山岳の荒行はまだ続くか?

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