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2006年7月27日
日帰り富士登山
前編:〜山頂まで

●プライバシー保護の観点より私以外の参加者は「お面」を画像にかけております


オフシーズンのトレーニングとして当然「ザウス」でスキーというのも「あり」だったが(2002年9月30日閉館)
雪のない山を自分の脚で登るというのもまた足腰を鍛えるには効果的である。


2006年の7月というのは、長野県や九州を中心にものすごい豪雨に見舞われた月として記憶されるだろう。
その豪雨で永遠に続くのではないかとすら思われた梅雨がやっと明けた27日に日帰りで富士登山に向かった。


話の発端は、某P社でアウトドア商品を担当している人間が登山の「と」の字も知らないのは問題であろう!というところからであって、半ば研修登山とでも言うべき山行となったのであった。
朝五合目から見上げた富士

参加者は私の勤務する八ヶ岳から2名(自分込)、軽井沢から2名、本社から3名で合計7名。


ふもとの河口湖付近で待ち合わせ、スバルラインで五合目に向かう。
五合目についたのは朝7時前。
ややスケジュールはディレイ気味。


川口湖畔は真夏の朝の気温であったが、さすがに五合目は涼しかった。
「おお〜!なんだコレ!富士山やっぱすげー!さみーっす!」
若手社員の一人がわめきだす。
そりゃそうだ、2300Mあるんだぜ・・・。

五合目ゲート



私以外は全員初めてなのでお土産にもなる金剛杖を購入。
7時を少し回った頃、登山開始。
と、いっても最初の30分くらいは登りらしい登りも無いのだけれどね。
みな、「コレなら楽勝!」という表情である。
みんなワイワイと雑談に花を咲かせながら歩いていった。
・・・それも最初だけだけどね。


有名な佐藤小屋が見えたあたりから登りが始まる。
まだまだゆるいのに女性陣はブーブー言いはじめた。
六合目にもついていないのにこれでは先が思いやられる。

六合目から七合目に向かう



画像は六合目を過ぎたところ。


歩き始めてから1時間強。
皆さんかなり無口になっている。


天気は良いので、富士五湖が眼下にきれいに見える。

高地のカメムシ



2500〜2600くらいだと思うが、このような標高でカメムシを発見。
細身で中央にハート型の模様があるやつだ。
私は昆虫に詳しくないので何という種類なのかは全然分からないが、新潟や八ヶ岳山麓にいたやつとはまた違う種類である。


本当に山では「こんなところになんで!?」という生物に出くわしたりするものだ。

七合目の岩場



七合目からしばらく急な岩場が続く。
みんなで列を成してグイグイ登っていく。


六合目手前でブーブー言っていた女性陣は、その状態を通り越してぐったり涙目になってきた。
「苦しい」「きつい」「もーやだ!」
・・・あのですね、山を登るのは苦しいことなのですよ、楽ではないのですよ。


見かねて、若手の男連中がザックを持ってやったり(私は歳だからそんなことしたら自殺行為ですよ)、私はダブルストックを貸してやったりする。


しかし、このストックを貸してやったことが私にダメージを加えていったのだ。

八合目から見下ろす雲



画像は八合目付近から見下ろした光景。
既に雲海の上に出ている。


この頃、私はある困難に直面していた。
腿が「攣る」のである。
負荷がかかると10分ほどで攣ってくる。
少し休みながら、ストレッチすると動けるようになるのだが、また登りだすとアブナイ状態に・・・。
さっきまで女性陣に向かって「がんばれよー」な〜んて言っていたのに今度は「大丈夫ですか?」などと言われる始末。
やつらは身体が登山に慣れてきて逆に一時よりペースがつかめてきているようなのに、こっちが参ってきたとは・・・。

もうすぐ九合目付近



出発前にアミノバイタルを飲んできたのだが、もう一包追加で飲む。
ミネラル分が欠乏すると筋肉が攣りやすくなるという話を思い出し、途中の山小屋でポカリスエットを買って(300円)一気に飲んだ。
その甲斐あって本八合目を過ぎたあたりからまた脚が動きやすくなってきた。


気のせいかじっくり行くよりも、パッパッと行った方が調子が良いような気がした。


画像は八合五勺を過ぎて山頂までの行程がやっと見えてきたところである。
3000Mを過ぎて呼吸はやはり苦しい。

もうすぐ山頂



山頂の鳥居がやっと見えてきた。


思えば明るい時間にきたのは初めてであり、何だか目標物が見えるというのもまあ良いものだと思った次第。
この最後の石段(?)が結構きつい。
某P社若手は15分くらい先行して鳥居の前に着いていた。
始めて登る連中を待たせてしまうとは・・・。
もう面目丸つぶれ状態である。

文三郎道の鉄階段



初めて明るいうちに見る山頂の鳥居。
多分、鳥居自体は新築されていたと思う。
この間の冬は富士山も雪が多かったそうで、いろいろ傷みの出た建造物が多かったのではないだろうか。


これできつい登りはほぼ終了。
空元気で笑顔を作る者、空元気も出せない者、いろいろだ。


やはりというかなんと言うか、登りにかかった時間は6時間であった。

山頂神社で杖に刻印



山頂の神社で、金剛杖に最後の刻印を打ってもらう。
途中は全て焼印だが、山頂だけは金型に朱肉をつけて槌でカン、カーンと打ち込む。


神社の職員の方々はあの大雨の時もずっとこの山頂にいたというのだろうか?
聞いてみたわけではないが想像するだにすごいことではある。


後編に続く

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