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山岳修行(トレーニングに登山)

2002年8月20日
尾瀬 至仏山を登る

オフシーズンのトレーニングとして当然「ザウス」でスキーというのも「あり」だったが(2002年9月30日閉館)
雪のない山を自分の脚で登るというのもまた足腰を鍛えるには効果的である。


今回は全国的に有名な尾瀬の至仏山での修行の模様をご紹介する。


尾瀬という地区は自然保護がかなりうるさく叫ばれている土地ではあるが、地元の人々にとっては生活の糧にもなっている。

鳩待峠売店兼小屋

群馬県側からのアプローチだと基本的に全ての車両は鳩待峠までとなる。
さらに週末、祝祭日はマイカー規制となり、尾瀬戸倉スキー場からのシャトルバス利用となるが、
この日は全くの平日であったため、鳩待峠まで乗りこむことができた。


さてここで話題にしたいのが駐車料金。
私の場合、普通車扱い(大型車以外)で1日\2,500。
スキー場の駐車場が大体\1,000前後のところが多いため異様に高額な印象を受ける。
料金徴収のおじさんの話、
「2,500円ですが、峠の売店で使える1,500円分の商品券をつけています。」
?????
左の画像の鳩待峠休憩所で使えるという話だが、つまりは自動的にこの休憩所の売上に貢献するよう仕組まれているのである。
地域経済に貢献させられるのだ。

至仏山登山口

上の休憩所の向かいに至仏山への登山口はある。
朝9時以降は入山しない事等いかにも日本的な規制事項が書かれている。
しかも登山道の入り口にはスキーレースのゴールにある光電管のようなものが設置されていて通過人数を自動カウントしているのだ。

登り始め

最初は薄日も差しこむまあまあの天候であった。
スキーヤーたるもの当然ダブルストックなのだ。

アザミ

アザミが咲いていた。
♪なーつが過ぎぃ、風アザミ。
などというフレーズが頭をよぎるのだ。

急に雨模様になってきた

途中より雨が激しくなってきた。


たまらずレインスーツを着こむ。
某P社製「ディアプレックスレインスーツ」である。
これはお世辞抜きに性能良好なのだ。

ガスで真っ白、尾瀬の湿原は全く見えない

登山道途中の見晴台。
悪天候のため見晴らしとは名ばかり、好天ならば尾瀬ヶ原が一望のはずなのにこの日は「真っ白」。


しかし、この付近はまだ進むには楽なセクションであった。
この後、更なる試練が…

至仏山ガレ場の尾根

尾根に出ると状況はさらに厳しくなった。
ただでさえ滑りやすいといわれる「蛇紋岩」。
これに雨が加わりさらにスリッピーになる。
次第に荒行の様相が色濃くなってきたのだ。

小至仏山頂標識

台風の余波の強風にあおられまっすぐ歩く事もままならない状況。
適度な前傾姿勢を取って重心を下げないと風にあおられてしまうのだ。


いいかげん嫌気も差した頃、石柱が見えた!
「これは!至仏山頂か?!」


違いました。
「小至仏山頂」だったのです。
本当の至仏山頂へはさらに1キロ強の距離があったのです。

横殴りの雨でフードをかぶる

パラパラの雨とはいえ横殴りの風が吹いている状況では吹雪にも等しい。
これはまさに荒行と言えよう。
レインウエアのフードの形状が試される状況とも言える。

やっと到着した至仏山頂

さらに荒行を続ける事小1時間。


やっと至仏山の山頂に到達。
小至仏より一回り大きな石柱の標識である。
山頂で学生の一団に出会った。
この画像は彼らに撮影してもらったものである。

山の鼻へ降りる水浸しの階段

下山は、尾瀬ヶ原の山の鼻に向かって降りた。
数年間植生保存のため閉鎖されていたルートであり、来年にも再度閉鎖されてしまうのではないかと噂されている。


さっさと下山しようと進み始めたものの、ルートはまるで水溜りか小川のような状況になっていた。
シューズの防水性が試される状況である。

ガスが晴れて尾瀬ヶ原が見えた

途中雲が切れて尾瀬ヶ原がその姿を見せる。
息を呑む美しさではある。

ものすごく滑る岩場

下りルートで至仏山特有の「蛇紋岩」はスリッピーでかなりの緊張を強いられる。
茶色がかった表面がとにかくよく滑る。
転倒寸前になったことは何度もあった。


雨も降り続け、この画像を撮影したカメラにも水滴が付着し少しぼやけたようになっている。

山の鼻側登山口

長いスリッピーなルートを下ること約3時間。
尾瀬ヶ原の端の山の鼻登山口に到達。


ここも鳩待峠同様、光電管の通過人数カウンターが設置されていた。
入山者と下山者を別々にカウントしていたが、下山者が足りないと捜索隊でも出るのであろうか?


さらに10分ほど歩くと山の鼻ビジターセンターなどに到達する。
山小屋、休憩所があるのでそこで一休み。
軽く尾瀬ヶ原を散策しても良いが、雨が降り続いていたのでさっさと鳩待峠にもどることにした。
木道を歩くこと小一時間で出発点に到着した。


鳩待峠の休憩所には立ち食いそば屋があり、急にそばが食べたくなった。
「ここで駐車料金を払ったときに受け取った金券を使おう」
と思って聞いてみると、その立ち食いそばコーナーでは使えませんという返事。
「ではどこなら使えるのか?」と聞くとお土産の売店で使ってくれとのこと。
その売店を見て頭が痛くなった。
そこにはあまりに観光地然とした商品が並んでいたのだ。
そのあまりに厚顔無恥な商法に私は怒りを覚え、金券を破り捨てて何も買わずに帰ったのだった。
携帯電話のアンテナも立てさせないという一見自然保護の聖地を装っていながら実態はこんなものである。


ちなみに今回も「アミノバイタルプロ」を使用。
翌日も筋肉痛などなくその効果を改めて実感したのだった。


まだ、山岳の荒行は続く。(か?)

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