神を見るための板たち


02-03 MODEL

2002年3月7日
某スキー誌企画の試乗企画で02-03レーシングモデルを試乗

昨年はチャオ御岳1箇所であった試乗企画が今年は蔵王と丸沼を加え、計3箇所となった。
群馬県在住の教祖としては3月7日早速、丸沼へ向かったのであった。


当日は、一度気温が上がって緩んだ雪が冷やされてできたカリカリのアイスバーン。
レーシングスキーのテストには最適(?)であった。

sigmaRS03-1

シグマRSチタニウム(大回転競技用)
現行モデルも充分ハードな性格だが、このモデルはさらにハードになっている。
今時のソフトでたわみやすい、スキーヤーを「甘やかす」かのようなスキーとは全く異なる。


乗ったのは長さ183cmのサイズ。
サイドカーブはR=21Mの表示になっているが、そのカーブに頼る事はできない。
前半からトップ側にしっかり加重できないと、全くターンにならない。実に「教育的スキー」と言えよう。


デザインはご覧のとおりシンプルなもので、見た目にコストをかけず中身で勝負なのだ。
形状自体も端が微妙に高くなっているがそれ以外は特別な仕掛けもないシンプルな仕上がり。
また、完全なキャップ構造ではなく、途中までサイドウォールのある半サンドイッチ構造である。


実際乗って驚いたのは、かつてフィッシャーの板に特有の現象といわれた「カラカラ」という音が聞こえた事だ。
フレックスの硬さといい、なにやら懐かしさすら感じさせるスキーである。

sigmaRS03-2

プレート部分
プラスチック製のプレートを採用。
単純に高さを稼ぐかのようなあっさりした形状だ。
そこにレンタル用の厚みのあるビンディングが載っている。
ルール違反の高さになっていないのだろうか?

sigmaSL03-1

シグマSLチタニウム(回転競技用)


シグマRSとはうってかわってこちらはずいぶんソフトなフレックスになっていた。
試乗板は長さ171cmでR=13Mの表示。
前年はR=17Mであったから、それに比べればくるくる回る印象だ。




色使いは今期のダイナスターを想起させる白地にブルーの配色となった。
だいぶさわやかな印象になったというところか。

sigmaSL03-2

シグマSLチタニウムのプレート部分。
RS用とはまた異なった構造。
良くしなりを出すプレートという印象だ。


板自体も80%サンドイッチという感じでとにかく良くしなる。
完走率の上がりそうな仕上がりであり、今期のヘッドに似ているように思った。
幅広い信者にお勧めできる板である。

sigmaSL03-3

特徴的なテール形状。


恐らく、今時の振り幅は広いが合間に間延びするようなポールセットに対応するためだと思われる。
つまり、振りのキツイ深回りが要求される場面ではRの小さいサイドカーブが有効だが、急に間隔の広く開いたセットになるとある程度板の長さがあったほうが有効というわけである。






スキーの長さ自体は171cmあるが、サイドカーブがテールの後端まできていないため、角付けをすると165cmくらいの板と同じ状態になるのだ。

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