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2007年8月15・16日
日本第二の高峰「北岳」を登る
あまりのキツさに気分は「ブートキャンプ」
後編〜北岳登頂〜下山ガスの中のご来光

15日、テントに入ってしばらくすると、外で光が明滅しだした。
最初は誰かがライトを持ってうろうろしているのかと思ったが、ずっと続いていたので「おかしいな?」
そのうちゴロゴロという音まで聞こえてこれは雷だということがわかった。
雷は深夜まで続き、まさかこのあたりに落ちたりはしないかと心配しながら、でも眠ってしまった。


16日朝、4時過ぎに目を覚ますと、東の空がうっすら赤くなっていた。
日の出は5時頃だったようだが、ちょうどガスが立ち込めてきてはっきりした日の出の瞬間は見ることが出来なかった。
気がつくと左の画像のような状況。

北岳肩でのご来光



だんだん明るくなる中で朝飯にした。
フルーツグラノーラ+牛乳にコーヒーなどを食した。


ガスが晴れた時には完全に太陽が昇ってしまっていた。
ちょうど鳳凰三山の上に日が昇っていた。


全体にガスは晴れつつあったので、北岳へ出発することにした。
時間は5:25頃
水と上着だけをサブザックに入れていくのでとっても楽チン。
しかし、少しでも激しく動くと頭がクラクラする。

北岳山頂



40分ほどかけて北岳山頂に到達。
6:05着
この距離感は穂高山荘から奥穂高山頂のそれに良く似ている。


北岳山頂は結構広く、なぜか山頂を示す看板標識が沢山立っていた。
画像はその中でも最大のもの。

私が到達したときには20人ほどの登山者がいた。
学生さんからベテランの方々まで幅広い年齢層である。

仙丈ケ岳



画像は北岳の北西にある仙丈ケ岳(3032m)
北沢峠から登れば標高差1000mほどで登ることができる計算。
日帰り圏内の山。

間ノ岳への尾根



北岳の南側にある間ノ岳(あいのだけ3189m)
日本第4位の標高。
画像クリックで大きな画像表示。


この山にまっすぐ登るルートは無いようで、縦走していくしかないそうだ。
もう一日日程があればいけそうな気が…。


北岳山頂には20分ほどいて、テント場に戻る。

大樺沢雪渓を上から見る



左画像は上から見下ろした大樺沢。
下山時はこの沢に向かって降りる。
こんなに暑いのに雪渓が残っている。


テント場に戻ったのは6:50頃
ここでもう一度グラノーラを食べた。
地図上、ゆっくり食事が出来る場所があるか確証がなかったからである。


一息ついたら日差しが強くなってきて、だいぶ暑くなってきた。
テントなど一式撤収して下山開始。
テント場発8:25

巨大雪渓



8:50に稜線から下山ルートに入った。


すぐに右俣コースに入り大樺沢に向かう。
御池のコースに比べるとだいぶ変化のある道である。


樹林帯を抜けると沢のそばに出る。
巨大な雪渓があり、下界に水を供給している。
上を歩いている人もいる。

大樺沢



下り始めて一時間以上経つと、荷物の重さがのしかかった結果、足腰がかなり厳しくなってきた。
登りとは反対側の筋肉に負荷がかかる。


10:10頃二俣に到達。
沢コースと御池小屋へのルートの分岐である。
何組もの登山者が休憩していた。
ここにはきれいな仮設トイレもあった。


ここからはしばらく川原状の道が続く。
石が焼けていてかなり暑い。
すれ違う登りの人たちもかなりつらそうだった。


私も石の段差を下るたびに脚がきつくなってきた。
ストックがないためにバランス保持は脚だけで行わねばならないが、それ自体かなり怪しくなってきた。
かなり脚が厳しく既にプルプルしていた。
脚が伸びきって、柔軟な動きが出来なくなりつつあったのだ。
またもやブートキャンプ状態。
頭の中で「さあ、やれば出来る!」「さあ、もう一歩!」とか自分で励ましてみたりして。

沢にかかる橋

10:50頃たまらず大休止。
行動食を取ってエネルギー補給。
しばらく脚を伸ばしてみたが、状況はあまり改善しなかった。


15分ほど休んで下山を継続。
コース自体は沢周辺を右に左に移りながら変化に富んでいて御池小屋側よりも飽きないのではないか。
ただ、川の周辺でかなり厳しい箇所があった。
画像の箇所も左側に「橋であったもの」が残っているが、どう見ても使い物にならず、右側の丸太を越えるようになっている。
もっと下でも道幅がほとんどなくなっていたところがあった。

登山道分岐



もう脚が麻痺寸前な感覚になった。
昔、スキーでコブ斜面をバカみたいに滑った挙句、乳酸がたまりすぎて動けなくなったことを思い出した。
山中でそんな状態になったら、どうなるの!?


なんとか12:00頃にコース分岐に到着。
あと20分程度でアルペンセンターである。

最後広河原山荘が見えた

木々の間から広河原山荘が見えてきた。
これにて下山終了。
マトモに帰れることが確実となりほっとした。


その後、アルペンセンターに12:25着
乗り合いタクシーの不定期便があり、同発12:50
芦安駐車場には13:35に到着した。


甲府市内で急に牛丼が食べたくなったが、車から出たら溶けるかと思った。
これまた猛暑日で、体温くらいの気温になっていたはずだ。
この後丸三日間筋肉痛に見舞われた。


山岳の荒行はまだ続く・・・?

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