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布教活動過去ログ(05年5月)

上から時系列順に記事が並んでいます。
最新の記事は画面下にありますのでスクロールしてみてください。

2005年5月14、15日
かぐらで道場Kの高速トレーニング合宿

今期はポールトレーニングもなしで全てぶっつけ本番というレースを繰り広げて見事に玉砕しまくったシーズンであった。
そのレースも全て終わった頃、今期初めてのポールトレーニングへと向かったのだ。

かぐらメインゲレンデ

場所はこのシーズンなので当然かぐらスキー場である。
今期は1、2月の大雪で積雪も多くなんと5月29日まで営業するという。
早くからの告知のかいあって、入場者数はかなりの大人数であった。
左の画像で豊富な積雪と数多くのスキーヤーがわかると思う。


さて、道場Kの恒例となっているこの合宿だが、メインゲレンデ下の和田小屋に一泊して、一般客がゴンドラで上がってくる前にゲレンデを貸しきり状態でスーパーG的なスピードトレーニングをするというものなのだ。
一般客がいる日中はゲレンデ端で通常のGSトレーニングとなるが、この斜面がまた結構斜度があり、なおかつ左側に落ちているという結構きついコースである。
気を抜いてちょっと後傾になろうものなら即転倒、板は曲がり、プレートははがれ、ストックは折れ…などといったこともありうるスパーハードトレーニングなのである。

八海山のラベルなし



この合宿は夜も肝臓のハードトレーニングが待っている。
ビール、バーボン、ワイン、日本酒、チューハイと様々な「セット」をクリアしなければならない。


その中に越後魚沼名産の「八海山」があったが、どうも良く見かけるものと雰囲気が違う。
ひとつはラベルに「しぼりたて生原酒」とある。(画像左側)
飲んでみると市販の「薄められた八海山」と違いしっかりとした日本酒の味があった。
スキーに例えるならばウッドコアにがっちりメタルの補強が入った重厚感あふれる板であろうか。


もう一方にはラベルも何もついていない。(画像右側)
スキーで言えば一般に出回らないプロトタイプでまだ柄がのせられていないもののようだ。
いわば、プロトタイプ「選手用の」酒とでも言おうか。
こちらは飲んでみると意外にすっきりした味わいで、スキーに例えるなら素直にしなりの出る選手用の板のようであった。


しかしながら、この夜のハードトレーニングが全く裏目に出てしまった。
翌日、気分が悪くてろくに滑ることができない。
がんばって滑っても衝撃で激しい頭痛にみまわれた。
すっかりダサダサな二日酔いレーサーになりはてていたのでありました。

切り替え地点にマーカー

今回、たいした本数は滑っていないが、ひとつ発見があった。
今までの急斜面の滑りだが、実力以上、必要以上にポールを真っ直ぐ狙いすぎていたようだ。(今頃気付くな!という感もあるが)
上から入った方が結果、安定して滑ることが出来る。
その上でだんだんタイトなラインを狙っていき、タイムをつめていけばよいのだ。
左図のように切り替えの地点にマークをして(入浴剤を撒く)のトレーニングではっきりした。
思った以上にマークが高い位置にあったのには参ったが、そこまで切り上げると次はいとも簡単にゲートをクリアできた。
しかも滑りも安定する。


ただポジションはいまだ不安定で、重心が微妙に後ろに残ることが多かった。
一緒に滑っていた中高生のポジションを参考にする。


マテリアルに関しては、昨年使っていた183cmより今年の188cmの方が安定感は高いと感じた。
補強材がチタニウムからマグネシウムになっていたり、プレートが変わっていたりするのもあるかもしれないが、やはり188くらいのサイズの方がスピードセットにはしっくりくる感じだ。


2005年5月20、21日
かぐらで道場Kの再度高速トレーニング合宿
ついでにかぐら山頂まで登り山スキー

前週に引き続きかぐらスキー場の和田小屋に泊まっての合宿に参加した。
当然、スーパーGとリーゼンのポールトレーニングもやったのだが、余った時間で何をしようかという話になり、なんと思いつきでかぐらの山頂まで歩いて登ろうということになったのだ。
これは20日に急遽行われた道場Kの山岳修業である。

かぐらをツボ足で登る

思いつきなので当然山スキーの用意などしていない。
レーシングのブーツ(ノルディカ、ラング、サロモン)を履き、レーシングのスキー板(大回転用)をかついでエッチラオッチラ登っていく。
しかも持っているストックはクローチング対応で屈曲したものばかり。


高速4人乗りリフトを降りるとそこから先は「バックカントリー」である。
この日は天候にも恵まれ、入山する人が多く見られた。
ただし、皆さんそれなりの用意をしているのは言うまでもない。
こんな装備で
5月も下旬に入っているので雪はしまっておりブーツのツボ足で支障なく歩いていける。
最初こそ木の枝がうるさかったが、すぐに開けた場所に出て歩きやすくなった。
やはり歩きやすいのは4月中ではないだろうか。


まず40分弱で今はめったに動かさないリフトの降り場に着く。
そこで小休止してさらにピークを目指す。

かぐら山頂で記念撮影

リフト降り場からさらに1時間20分ほどでピークに到達する。
実は神楽峰の本当の山頂はさらに数百メートル奥にある。(画像左手奥)
本当の山頂に行ってもただ往復するだけで滑ることはできないので行かない。


しかし、よくも登ったもんだ…


背後右よりには苗場山本体。

切り替え地点にマーカーピークに立てば、後は滑降に移る。
今回は中尾根を降りてゴンドラ降り場の上でゲレンデに合流するルートだ。
ロシのフリートレックでかつてたどったルートとほぼ同一である。


左の画像は中尾根上部の林間部分。
この後開けた斜面を降りて沢に滑り込む。
後半、標高が下がるとブナ林に入り木から出た油がスキーのソールにベッタリ。
緩斜面ならシールを装着したかのようにペタペタ登れる状態となった。
春の山スキーは板の健康にはまことに良くない。


とはいえ、滑ることを考えるとやはり競技用のスキーが圧倒的に性能が良い。
軽量の山スキーの操作感のルーズさを思い出したりもしたのであった。
もし滑り重視で山スキーに使うのなら「売り物」のリーゼン用で短めか、スラローム用が良いと思った。


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