オフシーズンのトレーニングとして
「ザウス」でスキーというのも「あり」だったが(2002年9月30日で閉館)
雪のない山を自分の脚で登るというのもまた足腰を鍛えるには効果的である。
2008年8月27日
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林道終点には駐車スペース(約10台)があり、登山口がある。 最近整備されたものだろう、きれいな案内看板が立っている。 |
登山口から時間にして10分ほどは画像のようななだらかな道が続く。 まさかこんな道が長く続くとは思っていないので、最初のうちにハイペースでグングン進んで距離を稼いでおく。 |
周辺は沢が多く、水音を聞きながらしばらく進む。 すぐに画像のような立派な橋が現れた。 |
さて、上記の橋からさらに10分ほど進むとホントの渡渉点が現れた。 ここは昔から橋などなかったようで、ダブルにしたトラロープがかけられているのみ。 川を渡ること自体はストックを使ってヒョイヒョイと渡ることができたが、次にどちらに向かうのかさっぱりわからなかった(このときは) 本当は画像の上で黄色矢印で示した方向に行かねばならないのに、私は赤矢印の方に行ってしまった。 |
ヤブの薄そうな箇所を狙って登り始めた。 よ〜く見ていると大抵ヤブのまばらなラインが見つかった。 しかし後でわかったのだが、このとき私は基本的に地図の読み間違いをしていたのであった。 |
時折、このような踏み跡らしきものに出くわすが、どう見ても人間の作ったものではない。 クマかカモシカか、それとも… どの動物が作ったにせよ、ないよりはあった方が格段に登りやすい。 |
苦闘すること約2時間。 しかし、視界が開けた途端に目的の大源太山が見えた。 変にヤブこぎに慣れてきた自分に気づいた。 |
ヤブこぎも2時間半が経過する頃になると、尾根と思われる所に出た。 しかし、尾根を必死に進んでも一向に登山道に合流する気配がない。 途中、松が尾根に生えていた。 |
おっ!と思ったものの… ヤブこぎも3時間を超え、気分的にはメゲたくなるがそれは即「遭難」を意味する。 |
こんなササヤブはどんどん進むことができるので大歓迎! 足で薙ぎ払うようにササを踏みつけ前に進んだ。 次第に尾根の幅が狭くなり、また傾斜もきつくなってきた。 |
尾根の幅が狭くなるとルートを選ぶ余地がなくなってくる。 いつもまばらなササヤブならハッピーだが、目の前にガッチリとした木が生えていると思わず鬱な表情になっていただろう。 特にこんな画像のような木がびっしり生えているともう… なりふり構わず(見てる人もいないけど)全身で枝を押しのけグリグリ進んで突破した。 |
ヤブこぎを始めて実に5時間以上! 判断としては、登山道に出たら直ちに下山。 などと、思っていると進む先が明るくなってきた。 |
登山道に出てしまうと、実に普通の道だった。 驚いたのは私が登ったのとは別の尾根に登山道があったことだ。 |
問題の渡渉点まで降りてきた。 上から下っていくと、いくつものペンキマークがよく見えた。 午前中はよく見えなかった沢上流方向のペンキマークも、夕方の光の中ではすぐわかった。 |
上画像の赤枠部分の拡大。 後で見ると憎らしいほどはっきりペンキ矢印が見えた。 やり場のない怒りを感じながら残りの道を足早に下って行った。 |
結局ヤブから脱出して約1時間でスタート地点に戻ることができた。 今回は図らずも登山道がなくても、ある程度の時間をかければ山を登ることができるという普通はやらない経験であった。 こうなったのは、 |
林道を抜け、民家のある旭原から見えた大源太山。 今回も登頂は叶わなかった。 山岳の荒行はまだ続く(?) |
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