2008年8月18・19日
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超巨大山小屋である白馬山荘を過ぎると山頂アタックのルートである。 途中、白馬岳の開発に貢献した松沢貞逸の石碑を見たりしながら、山頂を目指した。 テン場から約40分で山頂に到達! |
やっとこ山頂についたものの、濃いガスで視界はほとんどなし。 画像は山頂標識のわきにある立派な方位盤。 仕方がないので、さっさとテン場まで戻って、早めに夕食を食べた。 とりあえず、7時ころにはやることもなくなったので、AMラジオ聞きながらモルトウイスキーをチビチビやって、8時ころには一度、寝に入った。 |
しかし、夜中になってどんどん風が強くなってきた。 あまりに強い風のために、テント全体が押されてしまうのである。 3時過ぎからはひっきりなしに襲ってくる突風に耐えるためあまり眠ることができなかった。 隣に張っていたテントは未明に崩壊したようである。 画像は夜が明けた時点での私のテント。 当初は暖かい朝飯を準備しようと思っていたが、暴風吹き荒れる状況ではとても火を使う気にはならなかった。 |
下山を始めた途端、激しい雨となった。 ドサー!ザー!という感じの激しい雨である。 フラッシュを焚いた画像には巨大な雨粒が映っている。 |
大雪渓上にある途中の沢もだいぶ増水していたようだ。 この周辺は細かい石がゆるい感じがしていた。 |
8時頃に大雪渓上端に到達。 登山靴のソールでズリズリ滑らせながら下ると早いかと思ったが、実際雪渓に立ってみると思いのほか凹凸が大きく滑らせづらいことがわかった。 雨があまりに激しく降るので、落石など襲ってくるのではないかとビクビクしながら必死で降りた。 |
大雪渓を下り始めて、約40分。 ガスの中から親子連れの登山者が視界に入った。 と、だしぬけに視界が開けると大雪渓のエンドが見えた! アイゼンを外してさらに下って行った。 |
アイゼンを外して10分ほど下ると白馬尻小屋に出た。 登山者は皆、軒先で雨宿りしていた。 この時点で私はレインウエアも関係なくなるほど雨に打たれてビショビショになっていた。 |
意外に長く感じる林道を抜けて、猿倉に到達したのが9:40頃。 大雨の中、早く下りたい一心で3時間を切るペースで下山した。 全身雨でびしょ濡れだったので、車に乗っても何時間も乾かなかった。 それにしても土砂崩落に巻き込まれた方々はお気の毒である。ご冥福をお祈りします。 |
以下、高山植物の写真を何点か掲載する。 ●トリカブト 有名な毒のある植物だが、紫がかった青の花がきれいだ。 |
●ミヤマアオダキ 下を向いた花で青いのかと思ったら、中心は白くなっている。 2600m付近のお花畑に群生していた。 |
●ハクサンフウロ うす紫色で花びら5枚の花。 テント場付近で見かけた。 |
●ミヤマキンポウゲ(?) 黄色い花も何種類か見かけたが、葉っぱがギザギザ細いのが特徴。 テント場の周辺に群生していた。 |
●ハクサンイチゲ(?) 可憐な白い花。 テント場の周辺に群生していた。 山岳の荒行はまだ続く(?) |
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