神を見る板たちタイトル

3月某日10−11モデル試乗記

職場スキー場で開催された試乗会。
新登場のパワーラインも来ていたので試乗してみた。
ただし、試乗した日は3月末にも関わらず真冬のような冷え込みで、会場エリアはほとんどパウダーコンディションであった。正直、圧雪バーンでの性能はわかりづらかったのでそこはご容赦。

R-POWER Full Suspension IQ
→ぜひハードバーンで試してみたいニューモデル

R-power fullsuspension IQ
10-11年度に新登場するシリーズ。ISPO(国際スポーツ見本市)でヨーロッパスキーアワードを獲得している。
一見、A社D2っぽく見えなくもないが、(あたりまえだけど)根本的には異なった発想で作られたものだ。
A社は(良し悪し別として)板本体はかなり柔らかくしてあり上に乗っかる「デッキ」で補強するような印象を私は受けた。個人的には板本体の剛性感があまりにもないのがどうも…と思っている。
ブリザードのこのシリーズは板自体の剛性感はそのままにロッドはフレックス感の改良に使われているようだ。
このモデルはスペックからすると、GSRをベースにサスペンションシステムを組み込んでいると思われる。

長さ:174cm サイドカーブ:17.5m
トップ:113mm、センター:68mm、テール94mm


トップ付近。
カーボンでできたロッドが板上面中央に張り付いている。GSRよりも板全体が平べったい作りになっている。6.8というのはセンター幅68mmのこと。


テール側にもカーボンロッドが張り付いている。
御覧の通りサイドウォールがしっかり入っていて、板自体のしなり感も自然なものだ。


さらにセンター部分に油圧シリンダーが埋め込まれており振動吸収に効果を発揮するという。
(雪まみれで画像が見難くなってしまったけどわかります?)
ビンディングのトゥピースは新開発の前後長が短いタイプ。従来保持のバネが縦方向に入っていたが、横方向に配置することで全体をコンパクトにしているという。
重量物がセンターよりになり慣性モーメントが軽減されスキーの回旋が軽くなるとのこと。
マーカー系はこのタイプに切り替わっていくらしい。

さて、乗ってみた感じだが、残念ながら大雪で圧雪バーンが全くない状態で「切れ」や「走り」はよくわからなかった。ただ、雪面の凹凸に対する反応は気のせいか穏やかだったような気がする。
ぜひ整地、ハードバーンで試してみたい。必ずや神が見えるだろう。

カタログ内容は→コチラ

G-POWER Suspension IQ
→オールラウンドに神を見出したければ迷わずコレ!

G-powerIQ
最近、オールラウンドスキーとして評価も上がっているG-FORCE Supersonicをベースにサスペンションシステムを搭載したモデル。
これはセンターに油圧シリンダーのないタイプ。(油圧サスペンションが付いているタイプは黒色)

長さ:167cm サイドカーブ:14.5m
トップ:121mm、センター:72mm、テール103mm


トップ付近。
カーボンロッド自体はどれも同じように見える。
性能には関係ないけど非常にさわやかな配色である。


テール付近。
トップ部の画像も合わせてご覧いただくと、しっかりサンドイッチで板を作り上げた上に新開発のサスペンション機構が組み合わされていることが分かると思う。


油圧シリンダーがないので、センター部分は通常のIQシステム搭載のスキーに似た構造になっている。
それにしても新型のビンディングは軽い感じがする。

さて、肝心の乗り味だが…
「これはイイです!」「ものすごくよかったです!」と声を大にして言いたい。
当日ゲレンデコンディションは前日から雪が降り続いていて、あるところではパウダー、またあるところでは湿って引っかかる雪、たまに硬い雪が顔を出すという非常にチャレンジングなものであった。
しかし、こいつで滑るとそんな状況、ものともせずスイスイいけてしまうのだヨ!
そこそこ幅もあるのでパウダーでもスイスイ、しなやかさがあるので難しい雪でもどうにでも持っていける、さらに硬い雪面でもしっかりグリップする…
G-Forceのシリーズよりもサスペンションシステムのおかげなのか挙動の安定感が増したような気がする。
とにかくこれほど様々な状況で扱いやすく、安定感もあるスキーはそうそうないのではないかと思う。
違いのわかる上級者ならばどこでも神が見えるであろう。
非常に高いレベルでバランスが取れている。教祖もびっくりのスキーであった。

カタログ内容は→コチラ

MAGNUM 8.1 TI IQ-MAX
→オールマウンテンで神を見る板

Magnum81IQ
一昨年、センター87mmのモデルを試したことがある。
その時はザラメザクザクで、今回は全面パウダーということで比較はできないけれど、やはり雪山の様々なコンディションで使えそうに感じた。

長さ:172cm サイドカーブ:17.0m
トップ:123mm、センター:81mm、テール108mm


センター部分の画像。
IQ-MAXシステムというが、乗り味に対する影響は正直よくわからなかった。(幅が広いのか?)
ただ、資料によるとIQシステムの溝にベースとなるプレートを差し込むことで色々なビンディングを装着できるとのこと。
ツアービンディングとか、テレマークにもできるってことのようだ。

当日のパウダーコンディションはまさにこのモデルの得意分野である。
結構しなりもしなやかな感覚があり、やはり具合が良かった。
同じ工場で作られるN社のHotRodシリーズも良いけど、こちらの方が雪面が足裏に近い感覚はある。
この辺はお好みで選ぶとよいのではないかと思う。

カタログ内容は→コチラ

technical_overviewTECHNICAL OVERVIEW

製品情報の一覧。

POWER-LINE・RACE

G-FORCE・CRS・MAGNUM

VIVA・JUNIOR


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