2009年3月23日プリンスカップかぐら(→みつまた)
3月は怒涛の草レースシーズンである。
つい数日前はGALAマスターズカップ、連休を挟んで今度はプリンスカップとうわけ。
どうせ早い人が大挙出場するから、そうは上位に入らないだろう…と半ばイジケタ気持ちで会場に向かったのであった。
この週は、シーズン終盤にして天候が荒れていた。
春は強い南風が吹いてしばしばリフトを止める。
スキー場の営業的には困った季節ではある。
案の定、かぐらエリアは強風のためリフト運転見合わせのため、レース会場は「かぐら」→「みつまた」と変更になったのであった。
急に変更になったのであろう、我々がロープウエイで上がってみると、まだポールセットも全然進んでいなかった。
運営側も大変だよね。
強風と書いたが、本当に風が強かった。
レースコースはみつまたエリアでもロープウエイ降りてすぐ左手の斜面でそう風も強く当たらないように思うが、それでも強烈だった。
微妙にレース進行が遅れる。
ポールセット、インスペと約30分ほど遅れた。
参加者もインスペが始まるかどうかとずいぶん「待ち」の時間が多い。
みんな耐風姿勢でインスペ開始を待つのでありました。
みつまたエリアの大会バーンは斜度としては緩い。
ただ、リフト支柱に絡んでコース端にチマチマとポールが立てられる。
雪の状態は、一度気温が上がってザラメザクザクになった上に冷えてうっすら雪が積もったという感じ。
どうせなら全部ゆるんだザラメの方が僕は好きだな…(笑)
画像で御覧のとおり、強風でフラッグが煽られている。
インスペしていても「ゴオ〜!」と風が吹いてそのたび風下を向いて固まるのであった。
微妙な雪質でバーン状況がどうなるか心配したが意外に荒れた様子も少なく、結果的にはタイムは40秒台。
緩斜面で板を滑らせる(そうするにはしっかり板に乗る必要があるが)テクニックが要求される。
実はこのレースでは前回のレースでの景品のゴーグルを使用した。
…なのですが、こいつのベンチレーションが効きすぎます。
ゴーグル内で風がびゅうびゅう吹き荒れる感じ。
で、どうなるかというと、コンタクトレンズが浮いてしまうのですね。
レースの本番でそうなってしまうと、片目つむって全力で滑らされるようなモンでそりゃ怖い。
視力対策というのもスキーをするうえでは一つの研究課題となるかもしれない。
二本勝負で行われるレースですが、一本目はそんな状態だったのでどうしようもない結果。クラス16位と中段に沈んだのでありました。
次を滑るときにはゴーグルの換気過剰の対策を行おう(セロテープ貼るとかね…)などと考えて二本目を待った。
…のですが、参加者がみんな荷物を背負ってゴール付近に降りていく(!?)
どうも様子がオカシイ!?
聞けば強風の影響で二本目のレースをやるかどうしようか…と協議しているとのこと。
「え〜?!二本目もやってくれ〜っ」というのは私も含め一本目の結果に納得いかない人たちの共通した感覚であったと思う。
結局、強風が吹き回復の見込みなしということで一本だけでレース終了となった。
どうにも消化不良だが、決まったものは仕方がない。
5位ごとに飛び賞もあったが、16位ではこれも外してまったくのカラ振りであった。
今季のプリンスカップはどうもかみ合わずに終了したのであった。
2009年3月19日GALAマスターズカップ
今シーズン、ポールの間に腕は入るは、リーゼンなのに旗門不通過しちまうは…と「ありえない」ような結果が続いていた。
三度目の正直じゃないけれど、三回もレースに出ればどうにかこうにかなるレースもあるだろうと懲りずにGALAに向かった。
GALAマスターズカップというレースで、35歳以上限定の「大人のレース」である。
翌日20日は子供から出られるGALAカップというレースもあるがそちらは祭日開催で、客商売の私は出られない。
しかし、久々のGALAであった。
もう前回はいつ来たか覚えていない。20世紀であったことは確かだ(笑)
やはり相変わらず豪華な施設だと思った。デカイ会社が景気の良い時に作った感じがする。
画像はレース受付。
平日レースで、クラス分けが年齢別で細かければ、各クラスの人数は少なくなり…入賞チャンスが増える。非常に不純なエントリー動機であった。
果たして、自分の参加クラスは出走7人、どうなるか?ただ、自分のスタートは先に100人以上が滑ったあとになる。
スタート地点。
インスペ開始直後の様子。
この日は快晴で前日から引き続き猛烈に気温が上がった。
新潟県内でも街は20度以上になっていた。
こうなると高温との戦いである。
ヘルメットなどかぶっていたら暑くてかないません。
思わず、知り合いの方がいたので日焼け止めを分けていただきました。(助かりました)
スタート直後の旗門。
一本勝負なので、コース幅いっぱいを使って、セットされていた。
クローチングできるかどうか、やや悩ましい振り具合ではある。
いきなり大人数がコースになだれ込むとラインが見づらいので、最後に人の列が切れるまで待った。
結局ポールセットの流れが一番よく見えるのは、リフトからだったりする(笑)
画像で見えているのは前半部分。
この「ジジ」というコースは幅が狭く、さらにキュっと絞られたように狭くなる部分がある。
このあと、コースは左に流れて、まっ平な部分があり、最後ゴール前にパキっと斜面が折れている。
パキっと斜面が折れる直前。
画像中、青ゲートの先で斜面が落ちている。
御覧の通り、全然先が見えない。
実際青ゲートの直前まで行かないと先が見えないので、インスペでどのくらいの角度で入るかイメージすべきだ。
ところが、イメージできてもその通り動けるかは別問題。
今回はその部分で問題があったとうわけ(笑)
ゴール前の斜面。
見上げた画像。
斜度なりに振り幅はあるので、しっかりターンすることが要求される。
斜面自体はねじれなどない素直なものなので、見たとおり滑れればいけると思った。
今回導入したアームプロテクター。
最近、ポールが当たって痛い思いをしたので使うことにした。
こうしたものは「痛い!」と必要性を感じたら使うものである。
その方が大きさ・形状・位置など真剣に考える。
これに関しては、自分の腕に対してプロテクターが長く、その先端とポールが引っ掛かったりしたので自分で先端を削ってある。
さて、レースの結果の方はクラス中第二位。
途中、明らかなミスはあったものの、ある程度マトモに滑ることができたと思う。
しかし、中間左にコースが流れていくあたりからちょっとタイミングがおかしくなり、最後の斜面が落ちる手前で滑走ラインがインスペで想定していたより詰まってしまった。
結果、一度大減速してラインを上に保たなくてはならなくなった。
これがなければもっとタイムをつめられたと思う…
終了後、レストランにて表彰式。
ワンドリンク付きのパーティー形式でオードブル(?)食べ放題(?)
昼飯食わなきゃよかった…
ちなみにこのレース、クラス分けは男女とも年齢別に5歳ごとになっているので、商品もかなりの数になっている。
画像でも山盛りになっている。
近年、協賛をメーカーが出さなくなっているというが、このスキー場は、レンタルで全面展開しているサロモンとスタッフウエア(レンタルも?)を使っているジャパーナからの提供が数多くみられた。
黄色い袋のクレブスポーツも場内に出店しているようだし、いまどきはこうした具体的な取引関係がなければ提供してくれないのである。
この大会では、参加者の滑走写真をとるサービスがあった。
外人のカメラマンが撮影して、デジタルのデータをその日のうちにCDに焼いて売ってくれるのである。
一枚1,000円だが、自分の画像一連全部でも3,000円であった。
流れが見たいと思って3,000円払って買ってしまったけど、これはこれで記念にもなる。
今回のレースの戦利品。
スミスのゴーグルとニット帽のセット。
さらにメダルをいただきました。
実は、表彰式の直前に場内の売店を見ていたら、スミスのゴーグルが一部バーゲン価格になっていたので、ひとつ買っちゃったのですね。
先日度重なるポールの衝撃でレンズが割れてしまったものと同型だったもので…
で、表彰式が始まってみると二位の商品がゴーグルというのが多い!
なんだか複雑な心境で待っていましたが、自分の番になり商品の内容見たら…「キター!」
…スミスのゴーグルでした(予感的中!)
ただ、買ったものと型は違うので気分で使い分けようかと思います(なんのこっちゃ?)
2009年3月9日プリンスカップ焼額山に出てみたが…
前月、職場での市民大会ではポール間に腕が入ってしまうというあまり聞いたことのない結果となってしまった。
どうもすっきりしない日々を過ごしていたわけだが、3月に入って草レースにいくつかエントリーしてしまった。あの失敗が私の心に火をつけた…といえばかっこつけすぎといわれるかもしれない。
プリンスカップ残り2戦とGALAマスターズカップで、要するに平日レースですね。
これは客商売に従事している以上しょうがないのですが、平日レースというのは参加者が「濃い」のであります。明らかに休日レースよりアベレージレベルが高いが、まあ仕方ありませんね。
例年通りのスタート地点。
意外と気温は上がらず終日冷えて締まった雪であった。
気温が上がって雪が緩むかと思っていたが、やや想定が外れた。
やはり積雪は少ない。
駐車場も下地の砂利が露出していたが、そんなの初めて見たという感じだ。
それより、リフト料金が問題である。
焼額山は志賀高原の一部ということになっているので、一日券は志賀全山共通で4800円もする。
半日でも3800円。午前券だと最後乗れるか微妙…
やや迷ったが、回数券(ポイント式)3000円にした。これは28ポイントついていて、レースで使うリフトが一回4ポイント消費なので、7回乗れる計算になる。
2本レースなので、インスペ×2回、レース×2回、これにプラス3回乗れる。
フリーでもっと滑りたくなったら、一回券を買い足そうと考えた。
今回持ち込んだ新型チューンナップ台。
アルミ製でベルトコンベアの滑り止めパッドがついていて、スクレイピングしてもなかなか板がずれない。
知人のオススメでお試し使用。
イケますよ。
ただし、ブレーキを押さえるものを持っていかなかったので、作業はどうもギクシャク。
ちょっと抜けてましたね…
スタート直後。
普通の旗門間隔のあるセットだった。
クローチング組むかどうかは、やや悩ましい振り具合だ。
本当に悩ましいのは、このあと右にググッと曲がるコースに合わせて立てられたスルーゲートの部分でありましょう。
私もインスペしたのに、どのくらいのターン孤でいけるものかあまり明確にイメージできませんでした…
前述のスルーゲート後の斜面。
インスペ時点ではスルーゲート後に早めに次のターンを始めればそんなに苦もなく次につなげられると思った。
まあ、実際のレースでは、そう言うほどうまくいかないものですが。
中間の様子。
よく見るとリズミカルにポールが立っていて、基本通りに滑ればいけそうな気がした。
確かに実際滑った時もこのあたりはそう破綻もなくいけた。
最後に斜面が折れて、ゴール前になだれ込む。
その構成は毎年変わらない。
斜面が折れるところでどこまで突っ込めるかが悩みどころだったが、先に滑った人の話を聞くと、どんどん行けた!とのこと。低温のためあまり滑らないのかもしれない。
実際、スタートするとそんなに悪くないかな…という感触はあった。
この画像の斜面の入り口も大きな破たんなく入ってきた。
…ですが、最後の最後でゲート不通過してしまいました(笑)
確かにゴール直前は微妙に振ってあって、最後から二つ三つは気をつけていたのですが、最後の最後はイメージしてなかったのですね。もっと先を見て滑ろっつーの!
もうバカかアフォか…という結果で、一本目終了。
当然、完走していないので二本目はなし。
リフト回数券で7回乗車、足りなかったらどうしよう…などと思ったが、何のことはない余ってしまった(笑)
さっさとゼッケンを返却して帰ることにしたのでした。
せっかく志賀に来たので、超久々に奥志賀の某P社の建てたホテルを訪れた。
早いものでオープンから約15年が経ったが、まだきれいなものだ。
相変わらず豪華で日本離れした施設ではあります。
ここで某P社時代の先輩とお話して、山を下ったのであった。
それにしても、滑った感触はそんなに悪くないのに、おかしな失敗をしてしまう。
今シーズンはどうなってるの?!
2009年2月22日 職場で開催の市民大会に出てみた
実はR27規定対応のGSスキーの乗り方についてはやや戸惑いがあった。
当然、R21の感覚で乗っていっても上手くいくはずもない。
しかし、はるか昔はR30だ40だ50だといった板で滑っていたではないか!?
それでも何日か乗り込んでいくと、糸口のようなものが見えてきた。
R21かそれ以下のスキーの場合、トップを噛ませることができれば、そこからターンが半ば「自動的に」始まっていく。
しかしR27以上のスキーになるとそうはいかない。
では…どうするか。
自動的に行かなければ、自分で持っていけば良い。(単純ですね)
私の感覚でいえば、膝の回旋を使って板の方向をもっていく感じである。これには同時に身体の落下が伴うのですが・・・
まあ前日まで、こっそりポール練習などしたわけですが、万全というレベルに達したわけでなく、やや不安感が残ったりしていたわけなのです。
市民大会インスペ風景。
なぜかこの大会は皆固まってインスペしようとする。
画像中、なぜかスノーボードの人たちがコース途中に何人も座っています。(なんでだろう?)
スタート直後の斜面。小学生も出走するのでオーソドックスなセットです。個人的には1旗門目が振り幅大きいな…と思ったくらい。
コースは中斜面が続く。
オープンで右に左にそこそこ振ったセットになっていた。
4旗門目あたりで斜面が少々折れていくが、ちゃんと乗り込んでいけば充分回れそうである。
それより、雪質の変化が気になるインスペタイムであった。
何しろ気温がどんどん上昇して、自分が滑る頃にはインスペの状況と変わり果ててしまうのではないかということが気にかかる。
中斜面から観斜面(というかまっ平)になり最後に斜面が落ちるという構成。
とにかく、この中間部分はまっ平で、もしかしたら気持ち登っているのでは?と思うこともある個所である。
セオリー通り、緩斜面への侵入速度を落とさないように気をつけるべし。
最後のゴール前斜面。
本当に最後に面がパキッと折れてゴールになだれ込む感じ。
さて、実際のレースでの話。
実はレース前のフリースキーではR27スキーの反応が見えてきた部分があって、スキーの方向づけが大体「ピシッ」と決まり、その後のエッジグリップもまさに「カチッ」と決まった感じといえば言いすぎになるかな?
レース本番でのフィーリングも良かった(最初の数旗門)
しかし…である。
これは笑いたい方は笑っていただいて一向に構わないが、「フィーリングがあまりに良すぎた」
どんどんギリギリのラインにスキーが入っちゃうのであります!
そうした状況のなかで旗門に入って行けばどうなるでしょう!
ハイ!すごいタイムが出るか、とんでもない悲劇が起こるのであります!
今回は悲劇(喜劇ともいう)が起きました。
6旗門目で、ポールの間に腕が入りました!
赤ゲート左ターンで左腕に「ガツン!」という衝撃が!
もう、肩が外れるかと思いました。
こうなると体はぐるりと回って気がつくとスタートに向かって立っていました(笑)
ゴールはしましたが、タイム的には見るもの無く終わりました。
神が見えそうになりましたが…悔しいですね。
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